頚部(首)の指圧方法を紹介します。
首の凝りはもちろん、ストレス過多で体の不調をきたしている時にも効果が期待できます。自律神経のバランスが乱れると内蔵の働きや血流も悪くなってきます。放っておくと気がつかないうちにダメージを与えてしまうので、予防策として是非お試ししていただきたいと思います。

施術部位としては「前」「横」「後」を3列に分けて圧していきます。

それではやってみましょう!

最初は前頚部(前頚部)です。
写真のように手を挙げた状態から親指を頸動脈洞といわれる脈がドクンドクンと拍動するところに当てます。
手の全体で首をつかむように動かし、親指の圧方向としては後にかかるように圧します。
次に胸鎖乳突筋と呼ばれる、横を向いた時にスジが出る筋肉の内側に沿って圧します。
4点目が胸鎖関節くらいになるように順番に圧します。
左側4点を3回、右側も4点3回やります。
血圧の高い方はやめましょう。
また左右同時にはやらないように注意しましょう。
1点目

4点目

次は横です。
耳の後の骨のキワをさがします。
そこに3本の指を揃えて当てます。(薬指がキワに当たるようにします)
左右同時にはさむように圧していきます。
骨のキワを1点目、肩とぶつかるところを4点目にして順番に圧していきます。
ここも4点3回圧します。
横頚部

次は後ろです。
横で圧した1点目より指1〜2本分後ろを1点目とします。
同じように3本の指で圧します。
圧方向は斜め前で、左右同時に行います。
ここも肩にぶつかるところを4点目として順番に圧してきます。
1点目

4点目

最後は「ぼんのくぼ」と呼ばれる部位を圧します。
後頭部の骨の盛り上がった部分から指2〜3本分したのくぼみに中指を当て重ねます。
ややうつむいた状態から頭を上にあげます。
1点5秒くらい3回圧します。

基本的に1点にかける時間は3〜5秒です。この自己指圧に加えてストレッチ等をプラスすると、非常にスッキリします。
あまり時間がかかりませんから、ちょっとした時間にやってみてはいかがでしょうか?

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前頚部の参考動画【くびの自己指圧、前側編】

側頚部と後頚部の参考動画【くびの自己指圧、横後ろ編】

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