前回はマッサージの仕事をやりたい方へということで、専門学校へ入学し、卒業して国家試験を経て、勤務またへ開業するまでのお話をさせていただきましたが、今回のブログでは第一歩を間違わないようにするために書かせていただきます。

まず、あなたに知識がなかった場合、インターネットで検索をすると思います。【マッサージ 学校】【整体 学校】などのキーワードで学べるところを探すはずです。

検索結果には前回お話しした専門学校も出てきますが、それ以外にも「整体スクール」「リラクゼーション講座」「セラピスト養成」などの民間スクールというものが多数出てきます。

ここで注意してほしいことは「○○学院」「○○養成講座」「○○スクール」といった名称のところは免許の取得できる学校ではないということです。

どういったことを学ぶかはそれぞれ違いますが、主には「技術指導」と「集客」です。医学的知識も教えているようですが、正式な専門学校には及ばないようです。

修業期間も数日から数年とバラツキがあり、支払う受講料は数万円から数百万円と様々です。

これらの疑似学校は行政に認められた学校ではなく、あくまでも私的な個人・集団または団体・企業です。

さて、そこで与えられる資格ですが「民間資格」と呼ばれ、法的には何の根拠もないものです。

そのスクールが認定したりとか、スクールとは別に立ち上げた「あたかもそれらしき法人」が認定したり、逆に「あたかもそれらしき法人」が子分に作らせたスクールで修業させ認定するなど、色々なパターンごあります。

法的に何も根拠がないと申し上げた通り、その資格を取得したからといって、何か一般人がやってはいけないことができるようになる、ということはありません。

こういったスクールの特徴としては「儲かる」とか「集客」などのキーワードが含まれています。つまり「ここで技術を習得すれば稼げますよ」というアピールが非常に強いです。

確かにほとんどの人は「稼ぎたい」「高い収入を得たい」と思っているはずです。その心理を利用して、そのスクールはあなたから儲けようとしているのです。

はっきり言って医学的な知識や公衆衛生については正式な専門学校には及ばないでしょう。まともな教員などいないでしょうから。「稼げる・儲かる」ということに関しては、何も整体スクールではなく、ビジネス系のスクールや研修会に参加した方が専門的な知識も得られるでしょう。

そして何より大事なことは、どれだけ学ぼうが「無免許」ということです。ここは理解してください。

さて、いかがでしたでしょうか?まだまだ書きたいことがあったのですが、まあまあのボリュームになってしまいましたので、続きはまた次回ということにさせていただきます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!