巷には「この症状にはこのツボが効く」「即効ツボ」等、ツボ押しのポイントを解説したものが多数出回っています。果たして素人がツボ押しをしたからといって、本当に効くかどうかは置いといて、押し方に注目してみます。

まずツボの位置ですが「○○から指何本分」といったように、体表の分かりやすい位置からどのくらい離れているかで場所を示すことが多いです。

押すタイミングに関しては「3~5秒」といったように、どのくらいの長さで押せばよいか示されています。

あとは効果の説明をして、そのツボの解説は終わり、といった感じでしょうか?

ここで基本的な押し方(圧し方)に触れているかどうかが問題になってきます。表面に触れている程度の刺激で大丈夫な場合を除き、基本的には奥深く効かせたいところです。

その効果的な圧の入れ方について解かれている資料はあまり見受けられません。なので、ここで簡単に解説したいと思います。
(親指で圧す場合)

コツ その1
【表面に触れた所から圧し始めない】
これは圧したつもりでも、効く部分に到達するまでは圧が入っていないということです。

コツ その2
【手全体でしっかり把握する】
親指で圧す場合、親指単体で圧すのではなく、安定させるために他の指の支えがあって成立します。また、把握することによって「その1」で説明した問題も事前に解決しています。

コツ その3
【小指を支点にする】
親指が沈めば、後は小指を支点にして少し動かせば、安定して圧が入ります。

文章だけだと分かりにくいですが、いろいろ工夫してセルフケアをやってみてください。

専門家向けにお話をすれば

「押す」ではなく「圧す」をできるようにしましょうということになります。

では。