事務仕事の間に「圧」とか「圧力」について調べてみました。

「圧」とは押さえつける力の事、(物理的な)「圧力」とは単位面積当たりに垂直にかかる力の事です。

圧力を強くするには「かける力を増やす」か「面積を小さくする」かのどちら又はどちらも必要です。

力を加え続けた場合、双方物質が硬ければ拮抗しますが硬さに差があった場合、先に柔らかい方が破壊されます。

分かりやすいのが刃物です。鋭ければ圧を感じる事なくスパッと切断され、尖っている物であれば孔が空きます。

手技療法の世界でも効かないからと言って母指尖や指関節・拳・肘等の硬く鋭い部分を使い、強烈に圧を加えるケースもありますが、筋繊維や血管の破壊、酷いと骨を破壊してしまう恐れがあります。

硬い部分を使う=簡単に圧が入る

という安易な発想で肘等の硬い部分を使いたがる素人も多いようですが、大変危険なので逆に熟練された施術者でないと使ってはならない技術だと考えます。

そういえば某大手チェーン店では、肘の使用を禁じたという話を聞いたことがあります。

そもそも正規の学校で免許を取得した者なら「むやみに力を入れればいいってもんじゃない」と理解しているはずです。

もし肘等の硬い部分を多用する施術者がいたら、慎重に見極めてください。

以上、圧を通り越せば破壊という話でした。ありがとうございました。