最近読んだ本の内容を自分なりに要約して書き連ねてみました。参考になればと思います。やはりほどよい運動は大事ですね。

変形性股関節症は加齢や肥満等で股関節に負荷がかかり、軟骨組織が擦り減ることで痛みや変形などの症状があり、中高年に多い疾患です。変形性股関節症には一次性のものと二次性のものがあります。
一次性の変形性股関節症は元々股関節の形状に異常がないのに起こります。加齢や激しいスポーツ、過度な肥満などで関節軟骨にダメージを負い発症します。二次性の変形性股関節症は元々股関節の形状に異常があり起こり、先天性股関節脱臼などが挙げられます。
痛みの症状の正体は潰された関節軟骨のかけらが関節包の内側の滑膜を刺激して起こります。ちなみに軟骨自体は痛みを感じません。また痛み以外にも関節のくぼみの周りで大腿骨を安定させている関節唇を損傷し、関節が変形し不安定になります。
症状は段階的に進行しはじめは関節軟骨も正常で違和感もなかったところ、少しずつ負荷がかかり軟骨が擦り減ってきます。この時点では若干の変形と不安定感で痛みもなく違和感がある程度です。さらに進行すると変形も大きくなり、前述したとおり痛みが顕在化してきます。ひどくなると強い痛みが常態化します。ここまでくると手術を必要とします。