浪越指圧には基本指圧という、

いわばベースとなる指圧法があります。

指圧法というより、

1から10まで手順が全て決められている絶対的なもの、

と表現した方が良いかもしれません。

圧す場所も順番も回数も全て決まっていて、

約1時間で終わるようになっています。

その締めに当たるのが「腹部指圧」です。

あん摩でも「按腹」と呼ばれ、

特別な位置付けで存在します。

無免許のリラクゼーションや整体

接骨院では手を付けない部分です。

腹部は基本柔らかく、内臓に直接圧力を

加えることができる部分です。

もちろん表面の皮膚から皮下脂肪

そして腹筋もありますので、

それらにも刺激を加えることにもなります。

腹部が硬いと内臓の働きは悪くなります。

逆に柔らかいと働きが良く、健康であると言えます。

浪越指圧の話に戻りますが、

基本指圧ではの最初の「前頚部」と

最後の「腹部」を大変重要視しています。

最初と最後に持ってくるということは

そういうことなのでしょう。

そこで、今回は皆さんもやってみようということで

簡単にできる方法を伝授します。

他人の腹部を圧す場合は非常に怖いですが

自身のお腹ならば、それほど怖くないはずです。

やり方は仰向けに寝て、

左右の示指・中指・薬指を重ねて押すだけです。

順番は、みぞおちを1点目とし、おへそが2点目、

恥骨結合のすぐ上が3点目と押します。

実際は細かく区切っても良いです。

恥骨まで降りてきたら右へ移動し円をを描くように、

ぐるっと恥骨まで一周します。

お腹を「の」の字を描くように押すということです。

1点5秒、基本は9点で「の」の字を描きます。

硬かった方も少しは柔らかくなってきますので

あとは手のひら全体で大きく揉みましょう。

やり方によっては便秘も改善されます。

また副交感神経優位になり免疫も上がります。

是非やってみてください!